今年やりたい100のこと

2015年から年始に決めた100のやりたいことをコツコツとやっていきます。2019年にやりたい100のことをはじめました。

11 ベルリンに行く

2016年にやりたい100のこと、2017年居残り報告はまだまだ続きます。

 

今回は「11 ベルリンに行く」です。

こちらも以前公開した「8 行き残したところに行くドイツ旅行をする」の行き先シリーズの1つになります。

 

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ベルリンで見たかったものは4つもありました。

1. ベルリンの壁とその緩衝地帯

2. バウハウスの集合住宅群

3. ドイツ技術博物館

4. ベルリンの都市鉄道

 

結局「3. バウハウスの集合住宅群」は博物館が展示入れ替えのため、定休日でしたので行けずじまいでしたが、他の3つは無事に行って見て、写真を撮ることができました。

 

ベルリンの壁とその緩衝地帯は、ベルリンの中心にあるベルナウアー通り(Bernauer Straße)にあります。

www.visitberlin.de

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ベルリンの壁資料館より、ベルリンの壁とその緩衝地帯)

ベルリンの壁は、冷戦時代に東西に分割された都市ベルリンの、東ベルリンから西ベルリンの人口流出を防ぐ目的で建てられた壁です。

そもそも論ですが、1つの都市が、壁によって2つの国に分けられていたというのも、現在を生きる自分では想像もできない話です。

ベルリンの壁の名残はベルリン内に他にもありますが、この緩衝地帯まで残されている場所は非常に珍しく、ここには資料館も併設されています。

この緩衝地帯には壁を乗り越えようとする東ベルリン市民の越境を防ぐために設置され、逃亡者を見つけるための多くの仕掛けがされ、発見された場合は最悪、命を落とすこともありました。

この資料館では壁の歴史が詳細に解説されており、理解を深めることができました。

 

ドイツ技術博物館(Deutsche Technikmuseum)はベルリンでも一際目立つ、飛行機の飛び出た博物館です。

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ベルリン中心のGleisdreieck駅(グライスドライエック駅)の近くに建つ、飛行機から船、鉄道、そして様々な産業機械等を紹介している博物館です。

ドイツの産業化の歴史を実物の機械とともに多く紹介しており、テレビ放送が始まった様子や、昔のコンピュータなども展示されておりました。

また飛行機は第二次大戦期の傑作機の1つメッサーシュミットなども展示され、非常に充実した展示となっておりました。

 

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私が見たかったのはこの鉄道車両群です。

昔この博物館の地に存在した機関車庫の跡地をそのまま利用しているため、扇型機関庫の中を歩いて車両を観ることができます。

数多くの機関車類や、その他1両のディーゼル列車や貨車がありました。

その中には、第二次世界大戦期にユダヤ人を強制収容所に送った貨車も展示されており、その劣悪な移動環境なども解説されており、ここでもドイツの歴史への反省が見られました。

 

ベルリンの鉄道といえば、多彩な都市鉄道を見ないわけには行きません。

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普通に観光する方にしてみれば、便利な移動手段ですが、私は非常に思い入れが深いです。

それは、大学時代に卒業論文のテーマとして、このベルリンの都市鉄道を選んだからです。

短距離鉄道のS-Bahn、地下鉄のU-Bahn、路面電車のStraßenbahnの3種類がベルリンの市内のあっちこっちを走り回っており、その路線網には日本との共通点も見られます。

 

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また、この鉄道も東西分割の名残があり、路面電車は旧東側を中心に路線が多く、地下鉄は旧西側に多いなどがあります。

歴史の舞台となったベルリンであるからこそ、知れば知るほど奥深く、非常に面白い都市鉄道です。

 

そんなこんなで、一般的な博物館などの観光はそこまでしませんでしたが、自分にとっては非常に満足感の高いベルリン訪問になりました。

次回もドイツの行きたいところシリーズです。