10 ミュンヘンに行く
2016年にやりたい100のこと実行記録をどんどん書いていこうと思います。
今回は「10 ミュンヘンに行く」です。
こちらは以前公開した「8 行き残したところに行くドイツ旅行をする」の行き先の1つです。
1年間ドイツにいながらも一度も行かなかったミュンヘンへついに行ってきました。
ミュンヘンで見たかったものは以下の2つです。
1. BMW博物館
2. ミュンヘン大学内の「白バラ抵抗運動」の舞台を見に行く
バイエルン州のミュンヘンはビール等で有名な大都市ですが、自動車メーカー「BMW」の生まれ故郷でもあります。
このBMW博物館にレーシングカーを含む貴重な自動車と、バイクがあるのは雑誌等で知っていたのですが、自分が住んでいた場所からは遠く、3年越しの訪問でした。
こちらがそのその博物館と本社の外観になります。
BMWは強力でスムーズな吹け上がりをするエンジンで非常に日本でも人気があります。
そのBMWはルーツを辿れば第二次世界大戦の時期に、強力な航空機エンジンで名を広め、現在でもそれは随所に見ることができます。
もちろんエンジンに自信があるBMWらしく、車に搭載されている姿ではなく、エンジン単体で展示がされていました。
珠玉のレーシングエンジンから、市販エンジンまで、じっくりと見ることができます。
日本もBMW愛好家が多く、街中で結構見かけることがあります。
長い歴史を持つBMWのバイクですが、現在のモデルは非常にかっこよく、街中でも存在感があります。
日本では馴染みの深いBMWの3シリーズはBMWの主力モデルであり、博物館でもこのように1つの部屋に今までのモデルが展示されていました。
デザインの変化と、年を追うごとに大きくなって行くボディサイズに時代を感じます。
過去のモデルも人気が高く、日本でもまだまだ見かけますよね。
それぞれモデルの特徴やセールスポイントを見比べながら観ることができ、非常に楽しい部屋でした。
もちろんレースの歴史も古いBMW、レーシングカーも多数展示されていました。
世界のレースシーンで活躍し、数多くの栄光を勝ち取ったマシンたちを至近距離でいることができました。
この日は雪で人が少ないからか、スタッフの方が解説をしてくださったり、モデルによってはドアを開けてインテリアを見せてもらいました。
もちろん触れませんが、柵がないので車との距離が近く、非常に車好きのツボを押さえている展示でした。
博物館の横には現行車を展示しているBMW Weltというのがあり、見て触って楽しめます。
なんとここで購入者へ車両の引き渡しも行なっているとのこと。
ここから新しい愛車で初ドライブをして帰るという新しい楽しみを提供しているのは非常に魅力的です。
博物館からここまで、たっぷりBMWの世界を堪能することができました。
もう一つの目的、ミュンヘン大学内の「白バラ抵抗運動」の舞台は、文字通りミュンヘン大学内にあります。
この「白バラ抵抗運動」というのは、ミュンヘン大学の学生が起こした、第二次世界大戦期に勢力を伸ばしたアドルフ・ヒトラーとその政党「ナチ党」への抵抗活動です。
歴史の教科書内でもその残虐的な政策や行動で知られるヒトラーですが、親衛隊と呼ばれる人々が、その政策に反しないように国民を監視させていました。
もちろんそれに反すれば、その親衛隊に密告され、反乱分子とされ、命を落としてしまうわけです。
「白バラ」の学生たちは教授たちと日々この現実に対してディスカッションを行なってました。
そして学生達はこの現実に気づいてもらえるよう、自分たちで作成したビラを学内で配り、現実の不条理さを訴えました。
この写真の場所が、最後にビラを投げた場所とされ、そのビラ投げた姿を学校職員であった親衛隊に見られ逮捕されてしまいます。
ゾフィー・ショールという女学生と同じく学生であった兄、そして他の白バラの学生達はその後命を落としてしまいます。
しかし、狂気とも言えるヒトラーとその時代に反抗した、学生達の活動は、世界中に知られています。
ドイツは複雑な歴史を持つ国でもあるため、国中に戦争の名残や博物館があります。
歴史と真正面から向き合うドイツの姿は日本も見習うべき部分であるでしょう。
次回も私が行きたかった歴史とまつわる場所へ行けた記事を書こうと思います。